能面「般若」完成

能面制作
2018/05/10 撮影

お待たせいたしました。般若の完成です。
「道成寺」の後シテで使用される赤般若(煮えたぎった鐘から出てくる蛇体と化した女面)とみていただければ幸甚です。

般若は彫りが深く難航しました,さらに化粧(色染め)で時間を費やしました。難産でした。
化粧(色染め)には,自家調合の古色(日本古来の山野草から抽出した濃い茶色の液体)を使用しました。
古色を塗り重ねて凄みを出したつもりです。

※ 自家調合の古色:私家は,ヤシャブ(夜叉の実(ハンノキの実)から抽出した。)を使用してます。